GLB・FBX・OBJ・USDZ・STL:どの3D形式で書き出すか

各3Dファイル形式に何が含まれ、どのツール(Blender、Unity、Unreal、Godot、Roblox、AR、スライサー)で開けるのか。そして自分のモデルにはどれを選ぶべきか。

Wandy3Dチーム6分で読めます

3Dモデルができたら、次はどのファイルをダウンロードするか。形式によって、一緒に付いてくるもの(テクスチャ、マテリアル、スケール)と、すんなり開けるツールが決まります。Wandy3Dで書き出せる形式と、3Dプリント用のファイルについての実践ガイドです。

結論から

  • Blender — GLB。すべてが一緒に入ります。FBXやOBJも使えます。
  • Unity — 標準インポートならFBX。PBR一式が欲しければ、無料のglTFastパッケージとGLB。
  • Unreal Engine — GLBまたはFBX。
  • Godot — 推奨形式のGLB。
  • Roblox Studio — 3D ImporterでFBX、OBJ、GLB。
  • Webとthree.js — GLB、またはダウンロードを軽くするDraco圧縮のGLB。
  • iPhone・iPadのAR — USDZ。
  • 3Dプリント — 3Dプリント用オプションのSTLまたは3MF。

GLB — オールラウンダー

同じマグカップをテクスチャ、クレイ、ワイヤーフレーム、ノーマル、UVチェッカーで表示したもの

GLBは、Khronos Groupのオープン標準glTF 2.0のバイナリ形式です。1つのファイルにメッシュ、UV、そしてPBRマテリアル一式(ベースカラー、メタリック/ラフネス、ノーマルマップ)が入ります。Wandy3Dが生成する元のファイルなので、すぐにダウンロードでき、何も失われません。

Blender、Godot、Unreal、Web、そしてたいていの最新ツールにはこれを選びましょう。Draco圧縮のGLBはWebビューアーやthree.js向けにジオメトリを圧縮し、ダウンロードがかなり軽くなります。ただしDracoを読めないツールもあるので、通常のGLBをマスターとして残しておきましょう。

FBX — ゲームエンジンのベテラン

FBXはAutodeskの形式で、ゲームパイプラインの長年の定番です。Unityは標準で読み込め、Unreal、Maya、3ds Maxも同様です。Wandy3DのFBXにはベースカラーのテクスチャが埋め込まれています。PBR一式が必要ならGLBを使うか、先にリメッシュしてからFBXでダウンロードしてください。リメッシュではベースカラー、メタリック/ラフネス、ノーマルを新しいメッシュにベイクします。

OBJ — どこでも開ける保険

OBJは何十年も前からある形式で、ほぼどこでも開けます。ジオメトリとUVを保存し、マテリアルは別の.mtlファイルに入ります。Wandy3DではテクスチャごとZIPで提供します。本格的なPBRには対応していないので、「古いツールで開く必要がある」ときの選択肢と考えてください。

USDZ — iPhone・iPadでAR

USDZは、Appleが推進するPixarのUSDをパッケージ化した形式です。.usdzをiPhoneやiPadに送るとARクイックルックで開き、カメラ越しにモデルが机の上に現れます。アプリは不要です。Reality Composerや多くのWeb ARビューアーもこの形式を使います。

STLと3MF — 3Dプリント用

STLは純粋なジオメトリだけの形式で、三角形のみ、色やマテリアルはありません。Bambu Studio、OrcaSlicer、PrusaSlicerなどのスライサーが何十年も前から読み込んでいます。3MFはその現代版で、単位や色も1つのファイルに保存でき、今のスライサーはこちらを推奨しています。

プリントには、通常のSTL書き出しではなく3Dプリント用のファイルを使いましょう。穴がふさがれ、底面が平らになり、指定したミリ単位のサイズで出力されるので、スライサーにそのまま渡せます。手順は「スマホの写真から3Dプリントへ」で解説しています。

形式が変わっても変わらないもの

どの形式でも形は同じで、違うのはパッケージだけです。用途に対してモデルが重すぎるなら、書き出す前に対処しましょう。リメッシュで2,000〜50,000面のきれいなクアッドに作り直せ、リメッシュごとにバージョンとして残るので、どの形式でもダウンロードできます。ダウンロードはPROプランに含まれます。ブラウザでの生成と閲覧は無料クレジットで使えます。

早見表

  • PBRマテリアル一式 — GLB(とリメッシュ後のFBX)
  • ベースカラーのテクスチャ — FBX、OBJ
  • Apple製品でのAR — USDZ
  • マテリアルなし — STL
  • Web向けに最小 — Draco圧縮のGLB
  • プリント用の単位と色 — 3MF

それでも迷ったら、まずはGLBから。元のファイルなので、どの形式にも変換できます。あとはツールごとのガイドをどうぞ:Blender、Unity、Unreal、Roblox。